しつけ・教育

子供に料理のお手伝いをさせるのはいつから?包丁を使わせるのは危険?

お手伝い 料理
お手伝い 料理

「お手伝い」という魔法の言葉をご存知ですか?

その中でも、毎日お母さんがしなくてはいけないご飯作り。

どうせならお子さんにお手伝いをして貰って楽しく作りませんか?

今回は、そんなご飯作りをさせるのはいったいいつからなのか?

5歳と2歳の育児をしている私が身に染みて感じていることをご紹介!

料理の手伝いをさせるメリット、料理の手伝いの内容に絞って始める基準まで調べてみました。

子供に料理のお手伝いをさせる5つのメリット

手伝い メリット

実際に料理の手伝いをさせることでどのようなメリットがあるのでしょうか?

私が考えるメリットや一般的に考えられているメリットをご紹介したいと思います♪

食育としての教育

あまりご飯を食べてくれない。

そういうお子さんは居ませんか?

お子さんのごはんの量を減らすよりもお子さんのためになりますし、ご飯がどうやって作られているのかを実際に見て、自分も一緒に作ることで食べ物の大切さを理解してもらえると思いますよ。

お腹が空いた攻撃の回避に!

 
私が一番重要視しているのはここです!

夕方になると決まって毎日二人の子供がキッチンに寄ってきて離れない!

「お腹空いたぁ!」「おやつちょうだい!」と、毎日私の足にかじりついてきます!

それを回避するためにお手伝いをさせています(笑)

何もすることがないから食欲魔人になるのであって、何か熱中できることを与えてあげれば気が紛れて飢餓状態から復活してくれますよ(笑)

自主性の育成に

なんでも自分が出来ることが増えるとお子さんは喜んでやってくれますよね?

もちろん、完璧を求めてはいけません!

それが嫌なら手伝いをさせてはいけません!

お母さんの心と時間の余裕があるときにお手伝いをお願いしてください。

その機会を作ってあげることでお子さんもお母さんが毎日している家事に参加できるという喜びも感じることが出来ます。

我が家では、2歳の息子には玉ねぎの皮むきをお願いして、5歳の娘には大きく切る野菜を包丁で切ってもらいます。

適材適所の考えですね♪

絶対に出来ないことはさせませんが、危険性があまりなくて出来るかもしれないことには積極的にさせるようにしています。

兄弟がいるならバッチリ!

もしお子さんが二人以上、それもお手伝いの出来る年齢になっている子であれば、一緒に協力することを学ぶことが出来ます。

一緒に遊ぶのも大切なことですが、目標のあることを一緒にさせることでさらに協力することの大切さを理解してもらえると思います。

お母さんにもメリットが!

お子さんにとってだけ良いことがあるのではなく、お母さんにとっても良いことがあるのをご存知ですか?

最初は難しく時間がかかるかもしれませんが、慣れてくると時間も早くなりますし、お母さんがしなければならないことが減ります。

今のうちにご飯の作り方を教えていくと、本格的に料理が出来る年齢になったときに作ってくれる可能性もありますよ♪

私が子供の頃の話ですが、私は中高生になるまではよく料理の手伝いを積極的にしていたそうです。

でも、年齢を重ね、中学生にもなると手伝いよりも自分の時間が欲しくてほとんど料理の手伝いをしなくなりました。

両親共働きということもあり、祖母が夕飯作りをしてくれていて、土日は母が料理を担当していました。

ところが、祖父母が旅行で不在になり、母が入院することになった高校生のころ・・

本当に何もしてこなければ「どうすんの?!」って思ったと思いますが、やはり小さい頃に手伝いをしていたためか、普通にかぼちゃコロッケやスープといった少し手間の要るものも作っていましたね。

今でも、ほとんど立つことのなかった実家の台所にはどこに調味料があるのかよくわかりませんが(笑)

いつからお手伝いをさせても大丈夫?

手伝い いつから

では、具体的にはいつごろから「料理」のお手伝いをお子さんにさせるのが理想なのでしょうか?

私の場合は出来そうなことを年齢に合わせてさせるようにしていますが、他にはどのような意見を持っている方がいらっしゃるのか少しご紹介してみたいと思います。

ちえぞ~さん(2歳年の差のお子さんを持つお父さん)の場合

女の子2人ということで、それぞれ共に2歳になった頃から包丁を握らせていらっしゃったそうです!

きっかけは、「やりたい!」というお子さんの言葉からだそうで、見た目よりもやる気を尊重し、お子さんの頑張る意欲を育てるよう心掛けたそうです。

また、「危ない!」と敬遠しがちな鍋や包丁を使う作業もあえてさせ、多少の失敗を子供に理解させることも必要と考えられています。

そして・・作ってくれたことには心から『ありがとう』の言葉を伝えることを忘れずに!

●参考:子供の料理のお手伝いは何歳から?グングン上達する4つの心がけ!

千葉美奈子さん(中2、小6、小5、小2、3歳の四男一女のお母さん)の場合

子供のお手伝いは時短の味方」という考えをされているこの方、とってもお子さんが多いですよね。

それぞれが自分のことを自分で出来るように小さい頃から分担制でお手伝いをして貰っているそうです。

まだまだ小さい頃には完璧にはできませんが、その分大きくなってから率先してお手伝いをしてくれるようになるそうです。

そのためにも小さいから無理だと諦めずに出来ることをさせてみると良いそうです。

ちなみに、料理に関して作り始めたのは小学校低学年頃からだそうで、それ以外にも食事に係わることで食器を下げるくらいなら2歳からさせ始めたそうです。

●参考:時短の味方! 子どものお手伝い、何歳からどんなことができる?

どちらもベテランのお父さんとお母さんの経験ですが、どちらもお子さんの意思を尊重されていますね。

もちろん、同じようにしなければならないということは全くなく、ただこういう考えを持って育児をされている方がいらっしゃるということを覚えておいてくださいね。

お子さんと一緒に作れるおすすめレシピ

年齢ごとにお手伝いできる内容も違ってきます。

そこで、目安となる年齢別に出来るおすすめレシピをご紹介したいと思います♪

2歳

もみもみ簡単!ポテトサラダ
材料(4人前)
ジャガイモ 中3個
ミックスベジタブル 軽量カップ1杯
玉ねぎ 中1/3個
マヨネーズ 適量
少々
作り方(黄色がお子さん)
  1. ジャガイモを茹でるためのお湯を沸かし、塩を入れる。
  2. ジャガイモの皮を剥き、薄く切って茹でる。
  3. 火を止める少し前にミックスベジタブルを入れて温める。
  4. 玉ねぎの皮をむく。
  5. ④をスライスして水にさらす。
  6. ジャガイモと玉ねぎ両方の水気を切り、全てをビニール袋に入れる。
  7. ビニール袋の上からもみもみする。
  8. 適量のマヨネーズを④に入れる。
  9. 再びもみもみする。
  10. 盛り付けて完成。

3歳

手作り可愛いつくねハンバーグ
材料(4人前)
鶏ミンチ 500g
玉ねぎ 中1個
マヨネーズ 大さじ2杯
塩コショウ 少々
椎茸 3枚(しめじ半株でも可)
作り方(黄色はお子さん)
  1. 玉ねぎの皮をむく。
  2. 椎茸(しめじ)をみじん切りにして炒める。
  3. 炒めた②も含めすべての材料を袋に入れる。
  4. ③をもみもみする。
  5. 材料がよく混ざったら、袋の下部のどちらかに隙間を作り、ハサミで切り取る。
  6. 小さめの丸い塊になるように具材を押し出しフライパンに乗せる。
  7. ⑥がまん丸になっていたら手のひらで少し押しつぶす。
  8. フライパンに乗せたつくねをフライパンに蓋をして中火で焼いていく。
  9. 下側に焼き目が付いたら反対返す。
  10. 十分に中まで火が通ったら、盛り付けて完成。

4歳

超特急!とってもお手軽ナポリタン
材料(4人前)
スパゲティ 2~3歳のお子さんは大人100gに対し1/3
4~6歳は1/2
玉ねぎ 中1個
ピーマン 3個
ベーコン ハーフ1.5袋(ウインナー5本でも可)
ケチャップ 適量
塩コショウ 少々
一掴み(スパゲティの茹で汁用)
オリーブオイル 大さじ2杯
作り方(黄色はお子さん)
  1. 玉ねぎの皮を剥く。
  2. ピーマンのヘタと種を取る。
  3. スパゲティを茹でるお湯を沸かし、塩を入れる。
  4. スパゲティを規定のゆで時間から1分マイナスした時間茹でる。
  5. 玉ねぎ、ピーマン、ベーコン(ウインナー)を細切りにする。
  6. ⑤をオリーブオイルを敷いたフライパンで炒める。
  7. スパゲティが茹で上がったら⑤に入れて炒め、ゆで汁をお玉1杯加える。
  8. ⑥にケチャップを入れて炒める。
  9. スパゲティに味が馴染んだら盛り付けて完成。

5歳

包丁に挑戦!みんな大好きカレーライス
材料(4人前)
ジャガイモ 中2個
人参 1本
玉ねぎ 1.5個
豚肉 250g
カレールー バーモントの甘口がおすすめ
サラダ油 大さじ2杯
作り方(黄色はお子さん)
  1. 玉ねぎ、人参、ジャガイモの皮を剥き、それぞれ一口大に切る。
  2. ジャガイモは水を入れたボウルに入れておく。
  3. 鍋にサラダ油を敷き、玉ねぎ、人参を炒める。
  4. 豚肉も入れて炒める。
  5. ジャガイモの水を切り、鍋に入れて炒める。
  6. ※具材をしっかりいためておく方が早く柔らかくなり、味も染みやすくなります。

  7. 表記の分量より100ccほど減らした水を入れて煮る。
  8. 人参が柔らかくなったらカレールーを割り入れる。
  9. とろみがつくまでかき混ぜてみて、ルーが硬いようなら水を少しずつ加えて混ぜる。
  10. ごはんを盛り付けて⑧をかければ完成。

順番に見ていくと、段々と年齢が上がるにつれて出来ることも増えていきますよね。

これ以外にも『これなら出来そう!』というメニューをお子さんと一緒に時間の余裕のある時に試してみて下さいね♪

慣れてくると次第にお手伝いのスピードが上がってくるので、徐々に余裕があまりないときにでも手伝ってもらって助かるようになりますよ!

料理のお手伝いでの注意点

手伝い 包丁

危険な道具のあるキッチンでのお手伝い。

こういうことに気を付けてあげてください!

包丁は必ず一緒に!

なんでも出来るからといって絶対に一人で使わせないでください!

特に、慣れてきてからが危ないですよ!

2~3歳からと決めつけず、無理そうならば4~5歳からでも大丈夫!

無理をさせない!

椅子や土台を持ってきて鍋の中身をかき混ぜる。

そんなちょっとしたことでも身長の低いお子さんには中身が見づらいもの。

ぐつぐつとなっているお鍋の中身が跳ねたり、鍋に手がつかえたり・・危険は皆無ではありません。

様子を見て無理そうならやめさせてください。

飽きたらストップ!

子供は興味を持つのも早ければ飽きるのも早いもの。

無理に引き止めずにお手伝い終了の合図を!

適当にすることほど怖いものはありません!

まとめ

  • 料理の手伝いをさせるメリット・・作る工程を見て食べる意欲や食べ物の大切さの理解、腹減り魔人の対処、兄弟の団結、時短!
  • 手伝い始める時期・・お子さん次第!2人の経験を参考にお子さんと一緒に考えて
  • お手伝いをさせる時の注意点・・包丁は必ず一緒に使う、無理をさせない、飽きたら終了する

いかがでしたか?

何事もお子さんの興味が一番!

ご飯を食べてくれないからと言ってごはんの量を減らさずにお手伝いをして貰うことで食べることに意欲を持ってもらいましょ♪

いつかは我が家の名シェフに・・(笑)

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