妊活の最中、妊娠中によく聞く「葉酸」ですが、一体どんな効果があるのか?一体どんな栄養なのか?詳しく知っていますか?
妊活に励んでいて葉酸がいいと聞いてもどんな効果があるのかわからないと正直長続きはしませんよね?
私は妊活の時に葉酸がいいと聞きましたが全く何がいいのかわからず摂取を諦めました。
しかし産後ふと気になって詳しく調べてみると様々な効果があることがわかりました。
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葉酸って何?
葉酸とは実はビタミンB群の一種です。
タンパク質やタンパク質や核酸の合成に働いて細胞の生産や再生を助け、体の発育を助けてくれます。
つまり、細胞が新しく作り出される場に必須の栄養素と言えます。
それだけでなく、ビタミンB12とともに赤血球の生産を助けることができる造血ビタミンであるとも言われています。
簡単に言うと細胞も血液も作ってくれるとても重要な栄養素なんです!
この栄養素が妊活にどう影響するかというと…
細胞の核の中には核酸というDNAやRNAというものがあり、遺伝情報を保存しています。
核酸とは、遺伝情報の通りに身体を作っていく指令を出すところであり、いわば生命の根幹です。
葉酸に期待出来る6つの効果
葉酸は多くは妊娠中の方が取るものと思っていませんか?
もちろん妊娠中にも大切な栄養素ですが、他にも様々な効果があるので紹介します。
妊活の効果
妊活中にどうして葉酸が効くのか?
それは、葉酸を十分に補給することで造血作用から「子宮内膜効果」「子宮内の血流促進」を促してくれます。
これは先ほど説明したとうり、葉酸には造血作用があるので結果的に妊活に活躍するということです。
妊娠中の効果
妊娠中には鉄分が不足しやすいと言われています。
この不足しがちな鉄分を補ってくれるという点で大きく活躍してくれます。
妊娠力と着床力には葉酸が欠かせないということです。
妊娠中や妊活中に役に立つ葉酸の効果をご紹介します。
子宮内膜効果
葉酸は細胞分裂や増殖に働きかけるために結果的にはふかふかで厚い健康的な子宮内膜の強化に役立ちます。
ふかふかで厚い子宮内膜は「着床」しやすくなるだけでなく、受精卵をしっかり守って「定着」させます。
着床はもちろん定着率も高まるので、妊娠にも至りやすくなります。
子宮内の血流促進
葉酸の血液を作る造血作用や血液サラサラ効果により、子宮内の血流も良くなる作用が期待できます。
着床後の受精卵は「血液」によって運ばれる栄養や酸素で成長が行われるので、血流が良くなると受精卵の成長促進につながります。
また、葉酸が満たされることにより期待できる細胞分裂や増殖作用は、正常な受精卵の成長をサポートしてくれる効果を期待できます。
その結果、死産や障害時のリスクの低下も期待できます。
具体的には「神経菅欠損症(NTD)」など胎児の先天性奇形の予防に役立ちます。
心臓病予防
妊娠や胎児の影響だけでなく、心臓病にも予防効果があると言われています。
合成アミノ酸のホモシステインの血中濃度が上がってしまうと心臓病のリスクが高まります。
葉酸はビタミンB12との相乗効果でホモシステインの血中濃度を下げる働きがあります。
貧血にも効果あり
造血効果があるということは…
貧血にも効果を発揮します!
葉酸は赤血球を作るのに欠かせないビタミンです。
葉酸が不足すると正常な赤血球が作れなくなり貧血の原因になります。
貧血には鉄分と言われていますが、葉酸も併用するといいでしょう。
貧血には鉄分!
ということはわかっていても「貧血には葉酸もいいよ!」と言われると「どっちが正しいの?」という疑問を持ちませんか?
先ほどから何度も葉酸には造血作用があると紹介していますが、鉄分も同じですよね?
はっきり言って鉄分も葉酸も貧血の際には必要です!
鉄分の多い食材やサプリを飲んでいてもなかなか貧血が解消されない!という人も多くいるようです。
自分で鉄分不足か葉酸不足かわかればいいですが、血液検査などを行わないとわからない方が多いので鉄分を摂取してみてもなかなか症状が改善されない場合には是非試してみてください。
子宮頸癌の予防
子宮頸癌の危険性がある女性を調べた結果、葉酸を投与することで子宮頸癌の発生率が1/2〜1/5に低下したそうです。
子宮頸癌の予防には定期的な検診が推奨されており、他には子宮頸癌ワクチン、清潔で安全な性行為等もあげられますが、葉酸も予防効果のあるサプリとして注目されています。
子宮の機能や細胞分裂を助けることや子宮が疲れることを防ぐ効果が期待でき、葉酸によってHPVを殺す効果はないですが子宮全体の免疫力、抵抗力をあげて、HPVが活性化し子宮が癌になることを防ぐことが期待できます。
薄毛や抜け毛を改善
毛髪の細胞分裂とタンオパク質の合成を助け、髪が伸びたり増えたりするのを促進してくれます。
葉酸といえば子供のためじゃないの?
と思われるかもしれませんが、実は抜け毛予防にも効果のあるビタミンの一種なんです!
葉酸は人間の体の特に細胞分裂が盛んな場所になくてはならない栄養素といわれており、葉酸を摂取することで、血液が増えて毛細血管の働きが活性化するといわれています。
また、葉酸にはストレスを軽減する効果があるといわれており、葉酸を摂取することによって抜け毛の予防にも繋がるといわれています。
葉酸の取り方
妊活のために葉酸を摂取しよう!といっても実際にどのように摂取していくといいのでしょう?
葉酸がいいからといって過剰摂取になってしまうとよくありません。
厚生労働省の推奨する基準では一日に必要な葉酸は0.4mgとされています。
妊娠1か月前と妊娠3ヶ月までは毎日0.4mgの葉酸を食事以外のサプリで摂取するように推奨されています。
この数字は食事とは別に摂取する量で、葉酸はサプリで追加して摂取することが推奨されています。
万が一過剰摂取となった場合には、発熱、紅斑、かゆみ、呼吸障害等がありますが、普通の食事プラス規定量のサプリではほとんど過剰摂取になる心配はないといわれています。
いつから摂取すればいいの?
妊娠に気がついて葉酸を飲む方も多いかもしれませんが、先程も記載した通り葉酸は「妊娠1か月前から妊娠3ヶ月まで」は毎日摂取した方がいいとされています。
実際妊娠に気がつくのは早くても1か月後(妊娠4週目)くらいです。
遅い方では妊娠5ヶ月まで気づかなかったという方もいました。
では、いつから飲み始めるのが一番正しいんでしょうか?
それは「妊活を意識したとき」です。
妊活を意識したときに葉酸を飲むことで子宮の元気を保つことはもちろん、妊娠に気がつかないときに葉酸をとり続けることが可能です。
どれぐらいの量取ればいいの?
1日0.4mgといわれても正直ピンときませんよね?
私も実際に産婦人科で言われたときには頭に「?」が飛び交いました。
そこで正直に「実際どうすればいいんですか?」と聞くと
「食後にサプリの裏面にある規定量必ず飲むようにしてください」
と言われました。
サプリメントはほとんどの場合が食後に飲むこと、水分をしっかりととることが進められています。
この2つを守りつつ、規定量を極端に越えないことが大切なんだそうです。
葉酸が含まれる食材
葉酸が多い食べ物にはお肉や野菜があげられます。
お肉の中ではレバーなどが代表的ですが、レバーにはビタミンAも多く含まれているので過剰摂取にならないように注意が必要です。
また、海草には多くの葉酸が含まれているので比較的葉酸を接種しやすい食品と言えます。
他にも枝豆、アスパラガス、菜花、芽キャベツ、ケール、春菊、空豆、ブロッコリー、茎にんにく、ほうれん草、とうもろこし等があげられます。
まとめ
葉酸には生まれてくる赤ちゃんの為にも必要な栄養素ですが、女性の体にももちろん不可欠な栄養です。
また、私も知りませんでしたが抜け毛や白髪に悩む人にも大変効果的な栄養素です。
これから子供をと考えている人はもちろん、最近葉酸が多く含まれる食材を食べていないと感じている人はできるだけ多くとるように意識する、もしくはサプリメントを活用してみてはいかがでしょうか?
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