ヒールの高いパンプスは
脚が長くきれいに見えるのでとても女性らしく、
普段からヒール靴を愛用しているという方は多いでしょう。
ただ、これは妊娠中にも言えることですが、
基本的に育児中はヒール靴は控えた方が無難。
安定が悪く疲れやすいのは言うまでもなく、
転倒してしまうことも…。
赤ちゃんを抱っこしているときにうっかり前のめりに転べば
赤ちゃんが大怪我する可能性がありますし、
更に活発に走り回る年齢になると、
ヒール靴では追いかけるのも大変です。
一歩間違えば大事故にもつながりかねません。
というわけで、育児中でも安心な靴選びのポイントと、
おすすめのデザインをご紹介します。
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靴選びで意外と見落としがちなポイント
ワイズ
足の長さに合わせて靴を買うのは基本ですが、
そのとき「ワイズ」も見ていますか?
ワイズとは、足の甲の幅のことです。
単位はアルファベットのAからEEEEまで。
Aが一番細いワイズになり、標準的な日本人女性のワイズは
EEから3Eといったところです。
幅が広い、逆に幅が狭いなど、試し履きのときに確認してください。
ワイズが足りなければそもそもきつくて履けませんし、
足の長さにはぴったり合っていても、
歩いてみてかかとがすぽんと抜けてしまう場合は、ワイズが大きすぎです。
これは育児中に限ったことではありませんが、
ワイズが合っていない靴を履いていると転びやすくなります。
靴を買うたびにメジャーで測っておくと安心です。
足の一番張り出している部分を立ったまま測るのですが、
座ったままや前かがみになって測ると正確な数値が出せません。
測るときは家族やシューフィッターさんにお願いしましょう。
ポイントは左右両方測ること。
ソールの返り
「ソール」とは靴底のこと。
靴をかかと側からつま先側に曲げてみて、
大きくしなるようなら「ソールの返りが良い」ということになります。
人間は歩くとき、後ろになった足を蹴り出して前に進みます。
ソールの返りが悪いと蹴り出すのにより大きな力が必要になって、疲れやすくなります。
試し履きしたら、必ず少し歩いてみて、
ソールの返り具合を確かめましょう。
あまり返りが良すぎても疲れの元になりますので、程よいものを選んでください。
育児中におすすめの靴の種類5選
スニーカー
定番中の定番、安定感でいえばダントツ。
言うまでもなく歩いたり走ったりするために作られているので、
育児中の定番として履いている方も多いでしょう。
ただ、スポーティーなデザイン的に
カジュアルなファッションにしかフィットしないので、
フェミニンなファッションが好きな方は敬遠するかもしれませんね。
バレエシューズ
個人的に一番おすすめしたいのがこのバレエシューズ。
ヒールのあるものとないものがある上、
リボン付きの可愛いものから
ヒョウ柄などのちょっとワイルドなものまで、
デザインも豊富です。
通販サイトなどでは、
同じデザインでたくさんの色違いを扱っていたりします。
形も一番ヒール靴に近く、ファッションも選びません。
ムートンブーツ
寒い時期のおすすめはこれ。
内側がもこもこで長い間公園で遊んでいても冷えを感じにくいです。
普通のブーツはファスナーがついていて脱ぎ履きが大変ですが、
ファスナーのないものを選べば子供を抱っこしたままでも楽に履けます。
モカシン
パンプスよりは履き口が深く、履くときも手間いらず。
フラットなソールのものがほとんどなので、歩きやすいでしょう。
ただ、デザイン的に浅くかかとが抜けやすいことがあるので、
選ぶときには注意が必要です。
ウェッジソール
どうしてもかかとの高い靴を…という場合は、
ヒールとソールが一体化していて比較的安定感のある
ウェッジソールの靴を選びましょう。
もちろん、あまり厚底なものはおすすめできませんが…。
おわりに
基本的な靴の選び方と育児中のおすすめデザインについてまとめてみました。
最初にお話ししたとおり、育児中はヒールの高い靴は避けた方が無難です。
子供が大きくなってくればまた履けるようになりますので、
それまでのほんの数年、今くらいはフラットシューズに合う
カジュアルなおしゃれを楽しんでみてはいかがでしょうか。
とはいっても、
「育児中いつも完全ぺたんこ靴ばかりではやっぱり味気ない…」
という場合は、子供を置いて外出する、休日でお父さんに抱っこをおまかせ、
などというときに、ヒール靴を履いてきりっと決めましょう!
しっかり「お母さん」として毎日を暮らしている方にも、
きっと女性らしい気分が戻ってきますよ。
