美容・健康

育児中の耳鳴りはストレスが原因?もしかしたらメニエール病かも!

耳鳴り

出産後のお母さんは本当に大変。

寝る時間も惜しんで家事に励み、ぐずる子供をなだめ、
遊んであげ、寝かしつけ、心が休まる暇もない…。

そんな中、耳鳴りを訴えるお母さんがいます。

「キーンという音がしてぐるぐるとめまいがする」
「身体がふわーっとする」
「耳が聞こえにくい」

などの症状が出るようです。

もしかしたらそれは、ストレスによるものかもしれません。

ほうっておくともっと重い病気「メニエール病」になってしまう可能性も。

育児中の耳鳴りとメニエール病について調べてみました。

耳鳴りの原因は?

ストレス

耳鳴りの原因はさまざまですが、特に育児中の耳鳴りは
ストレスが原因であることが多い
ようです。

いつも頭の中で耳障りな音が響いていて、
ただでさえゆっくり休めないのに
満足に眠ることもできないような状況はつらいですね。

この段階でストレスがたまる一方、育児に休みはないですし…。

それでまた耳鳴りが悪化するという悪循環。

これをなんとかしたいとなると、
ストレスを適度に発散してください
ということになってしまうわけですが、
それができたらはじめから耳鳴りなんてしないですよね…。

具合が悪いときはなるべく周囲に協力をお願いして、
ゆっくり休んだ方がよさそうです。

強い耳鳴りやめまいが続くならメニエール病かも?

メニエール病

たまに起きる耳鳴りやめまいなどは
安静にしていればすぐに収まっていきますが、
そんな症状が重く長く、しかも何度も出るようなら、
メニエール病を疑った方がいいかもしれません。

メニエール病は

「ぐるぐる回転するような、立つこともできないほどの強いめまい」
「激しい耳鳴り」
「難聴」
「耳の閉塞感」

の4つの症状を頻繁に起こす病気です。

副次的に頭痛や吐き気が出ることもあります。

これらの症状は一般に数十分から数時間にわたります。

厚生労働省の定める「特定疾患」、
いわゆる「難病」に指定されている、難治性の病気です。

メニエール病の原因は、
耳の内側にある「内耳」のリンパ液が過剰になる
「内耳リンパ水腫」です。

内耳のリンパ液が増えることで、水ぶくれを起こしている状態
といえば分かりやすいでしょうか。

ただ、この「内耳リンパ水腫」自体の原因はまだ突き止められていません。

症状を訴える方の生活習慣の聞き取りなどから、
ストレスや過労などが原因ではないかと考えられているそうです。

なるほど、育児中のお母さんもストレスを抱えていますよね。

メニエール病が女性に多いというのもうなずけます。

メニエール病の診断

診断

耳に関する病気なので、受診科としては耳鼻咽喉科です。

数度の耳鳴りやめまいではメニエール病と診断することはできません。

また、症状が軽い場合も除外されます。

その他さまざまな検査や診断を経て、
他の病気である可能性を除外していき、
最終的にメニエール病と診断されることになります。

メニエール病の治療

治療

前にお話ししたとおり、メニエール病は難治性の病気ですので、
一旦発症して症状が固定してしまうと完全な治癒は困難です。

一般的には、まず内耳の水ぶくれを軽くするために利尿剤が使われます。

吐き気が症状として出てしまっていることもありますが、
この場合は服薬が難しいため、安静にしてめまい止めや吐き気止めの薬を点滴します。

服薬が可能な場合は先程もお話しした
利尿剤、めまい止め、抗不安薬、ビタミン剤
などが処方されることが多いようです。

特にメニエール病の初期には、
抗不安薬が大きな効果を上げるといわれています。

精神科の薬、と言われると逆に不安を感じてしまうかもしれませんが、
ストレスを和らげる効果がありますので、
必ず医師の指示を守って服用してください。

また、眠気が出ることがありますので、
車の運転や高所での作業などは避けてください。

適度にストレスや疲労を解消して、きちんと薬を飲み、
症状を抑えるようにしましょう。

メニエール病の予防法

ストレスや睡眠不足、過労などが原因で発症するメニエール病。

薬を飲んでいてもストレスなどの原因が解消されなければ
病状の軽快は難しいとされています。

何もかもをひとりで抱え込まず、
たまにはリラックスすることも育児の一部です。

お母さんが元気であることが、子供に一番良い影響を与えますからね。

強い耳鳴りやめまいを頻繁に感じて、
生活にも困難をきたしているようなら、
「疲れてるだけだろう」とあなどらず、
すぐに耳鼻咽喉科を受診して、
精密な検査をしてもらうことをおすすめします。

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